会社とは養うためにある⑥

「オレたちの稼ぎで、豪遊しやがって。」 というもっともらしい従業員たちの不満。  これまでの記事を読んだ上でも、まだ正当性はあるだろうか?  確かに、実際そのとおりな経営者もいるだろう。  しかし、それは、本当の目的を理解していない偽物経営者としか言いようがない。  そういう例外を除いて、考えてみてもらいたい。  そして、オレもまた、考えている。 「接待のいらないオーナー同士の付き合いというのもあるかもしれない。」 と。  少なくとも、「仕事の話が9、遊びが1」ぐらいの割合で過ごしているビジネス・パートナーなら何人かいる。 「いつも仕事の話ばかりしていては、お互いが疲れるから」という理由だ。  この人数を厳選していくべきなんだろう。  さぁ。  ここまで読んでくれた皆さん、質問はいつでも受け付けます。  facebookで「森本真悟」を検索してみたら出てきますよ。  よろしく!

続きを読む

会社とは養うためにある⑤

 営業マンたちに求められているのは、実はオーナーたちの会話に割り込む能力ではない。  それが通用する場合もあり、営業マンが精神的に支配できるオーナーたちが存在しないわけではないが、それはここで言っているオーナーではない。  オーナーたちは、お礼をする大切さを知っている。  それゆえ、オーナーではない者が精一杯、気を遣って身の回りの世話をしてくれたり、場を盛り上げてくれたりしていることに対しての価値を、オーナーは認識し、それ相応のお礼をしようとしてくれるのだ。  しかし、だからと言って、その営業マンがオーナーと同じ能力を持っているとは思わない。  そこで無茶ぶりするようなオーナーでは、結局その程度のレベルということになるだろう。  赤ちゃんに大さじでスープを与えてボタボタとこぼさせて、周囲から眉をひそめられるような展開ではなく、ちゃんとした適量のスープを与え、「よく、ちゃんと飲めたねぇ~~」と周囲から拍手されるような展開を作れてこそ、センスの良いオーナーということになる。  実際、営業マンとオーナーの能力差はそれぐらいあると思っていい。  なぜなら、営業マンは立場上、無責任であることが極めて多い一方、オーナーは「責任こそ全て」という道を歩んできた上での自由人だからだ。  いよいよ、次回で最終回としたい。

続きを読む

会社とは養うためにある④

 従業員たちが同期・先輩・後輩とつるむように、オーナーもまた、同期・先輩・後輩のオーナーとつるむ。  実は、キッカケなんてなんでもいい。  ゴルフとキャバクラは有名だが、釣りだったり、マリンスポーツだったり、パチンコなどのギャンブルだったり、バンドだったり、色々ある。  しかし、彼らの1時間の価値は、従業員たちの何倍もあるのが普通であり、その価値に見合った時間でなければ、オーナーこそ過ごしたいとは思わない。  つまり、集まりが悪くなってしまうのだ。  彼らは「集まりが悪くなるような時間にしてはいけない」という一方、「ビジネス的な旨味がない時間にもしてはいけない」というプレッシャーの中で、モチベーションを保つため「周囲だけじゃなく自らも楽しめるようにしなければ」というプレッシャーも抱えて、その時間を過ごしている。  要は、マンモスを捕えられるレベルの者同士で、より効率よく獲物を確保する算段を立てていくために、この時間があるのだ。  そして、彼らは、従業員たちのレベルが低いことを見越して、例えば、社長や幹部の手柄となるような気配りをしていたりもする。  こういった会話から生まれる成果は、ほんのおこぼれだったとしても極めて大きい。  そして、そのおこぼれにあずかるのが、接待に力を入れている営業マンということになる。  次のページで、そういう営業マンに求められる資質について論じたい。

続きを読む