スマホ・タブレット・LINEなどが流行りだしていることを知った。
厳密に言えば、もっと前に流行ってたのかもしれないから、知るのが遅かっただけかもしれない。
しかし、その頃は発達障害者の就労支援に取り組み始めたばかりだったものの、彼らが生活保護で暮らし、基本料金の安いガラケーと公共施設のインターネットを活用している姿を見ていると、
「スマホをベースにして就労支援のシステムを開発しても、自宅で引きこもっている人には届かないな。」
っていう、どこか冷めた目線でスマホ&タブレット・ブームを眺めていた。
むしろ、それよりもはるかに感動したのは「テレワーク」という働き方。
古い記憶なので不正確だと申し訳ないが、
「全身麻痺になっていても口の中で操作できる特殊マウスを使い、就労に繋げられる。」
という事実を知り、技術はこういう使われ方をすべきだと衝撃を受けた。
だからこそ、ガラケーでも届く支援について追求した結果、メールという技術の価値を見直そうと思い立った。
そして、3年前。
本格的な開発に取り組み始めたとき、さらなる衝撃となったのが「よりそいホットライン」の存在だった。
「電話という決して新しくない技術であっても、受け手の工夫次第で画期的な社会問題の解決策になりうることを知り、決して新しくないメールにもその可能性がある。」
と勇気づけられた気がした。
そして、その一方で、社会の仕組みをうまく悪用し、カネのために人を使い捨てるような企業とのギャップが、自分の中でどんどん際立つようになっていった。
だからこそ、オレは今、不思議なポジションにいるけれど、そういう連中には一切メリットが得られないような仕組みを研究している。
ま、今ではスマホやLINEもフル活用しちゃってるけどね(笑)
■特殊マウス■
http://tokso.net/pasokonsien1.htm
■テレワーク■
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/b_free/pdf/b_free03_1_12.pdf
■よりそいホットライン■
http://279338.jp/yorisoi/