ROCKを追及するということ。

2 (3).jpgなかなか刺激的なテーマから入っているけれど、この時期に書き残しておかなければならない想いだから、書いておきたい。


オレにとってのROCKは、「カッコイイこと」だ。

今風に言えば、「イケてること」。

英語なら「cool」かな?

まぁ、今風な言い方で書き進めていくとして、オレは「イケてること」を追及した結果、カネの亡者になってしまった。

なぜなら、たった一人で音楽活動を続けながら会社を起こし、経営し、開発し、発明し、特許を出願し、取得し、これからその強みを活かして大金を得ようとしている。

けれども、その背景には常に「誰かを助けたい」という想いがあって、たくさんの試行錯誤があったからだ。


時には失敗し、誰かを助けるどころか、多くの人に迷惑をかけ、誰かを傷つけた。

今となっては、「助けたい」どころじゃない。

「償いたい」という想いもある。

大人になればなるほど、「どの頃まで遡り、誰に償うべきか」っていう範囲も拡がっていく。

すでに、亡くなってしまった人もいるだろう。

「もしその人たちが存命なら、オレが何をすることで本当に喜んでもらえるのか。

 許してもらえるのか。」

そこまで遡っていくことになる。

だけど、誰かを助けようとすればするほど。

償おうとすればするほど。

そして、感謝の気持ちを伝えようとすればするほど。

やっぱり、社会人の礼儀として最低限、カネはいる。

だから、オレは口だけの行為に終わらないよう、次第にそういう言葉を口にしなくなっていった。

伝えたくて仕方ないけれど、カネのない自分にはそんな資格はないと言い聞かせて…。

その証拠に、ここ10年間の楽曲はそういう想いを詰め込んだものが少なくない。


けれども、ちょっとイメージしてみた。

あとちょっとで大金は生まれるだろう。

その気配はバシバシと伝わってくる。

でも、大金が生まれた後にこの想いを書いたところで、これを読んでくれた人に伝わるだろうか?

こういう時期にこそ抱いていた想いは、のちのち、とても重要な意味を持ってくる。

案外、自分自身が忙殺され、初心を失ってしまうかもしれない。

そうなったとき、ここに書き記しておくことで、この時期にこの言葉を知ってくれた人が、オレに警告してくれるかもしれない。

そう思って執筆を思いついた。


話がズレた。


オレにとって「イケてること」、つまりROCKは、何と言っても、

「弱きを助け、強気を挫く。」

これに尽きる。

だから、カネができた後に真っ先に始めたいのは、「誰かを助け、誰かに償い、誰かに感謝を伝えること」だ。

実はそのための準備も始めてる。