「人間誰もが平等」というような言葉を良く耳にする。
間違ってはいないだろう。
しかし、そこに階層は存在しないのか?
答えは「NO」だと思う。
オレたちは、互いの努力に敬意を払った方が良い関係を築けるものだ。
だからこそ、その努力の差にかなりの開きがある場合、尊敬の念が生まれ、師弟関係も生まれていく。
年長年少だろうが、先輩後輩だろうが、上司部下だろうが、理想の上下関係に変えていくのは敬意であり、形式ではない。
しかし、その一方で、オレたちは無意識のうちに階層を生み出し、それを必要とし続けている。
「格」という概念を意識し、格上・格下・同格を無意識のうちに判断している。
格下の人間が勝手に、同格を気取っているとストレスを感じるし、格上を気取っているとそのストレスは倍増する。
だから、そういうストレスを感じているみなさんの気持ちを、オレに代弁させて欲しい。
「人間が平等なわけないじゃないか。
テメーは格下なんだよ。
出直してこい。」
オレも正直、こう感じさせられることは少なくない。
だからこそ、人間関係は厳選させてもらっている。
やっぱり、努力家と一緒に過ごす時間は心底楽しめるからだ。