夢のような話との付き合い方

 一昨年あたりから、夢のような話が飛び込んでくるようになった。

 一般人の感覚から言えば夢のようだが、ビジネスとして捉えるならそれは当たり前のことなのだろう。

 しかし、その夢が消えたときの落差も激しい。

 オレはそういう話との付き合い方を考える必要があった。

 今年に入ってから随分と冷静な自分がいる。


 夢のような話の大前提として、これまでやってきたオレの取り組みに対する非常に高い評価がある。

 しかし、いざ、その話が始まると、先方の都合で二転三転することが多かった。

 取引先は会社組織だ。

 組織というものは、一部がオレの件で盛り上がっても、他がついてこなければ話がまとまることはないのだ。

 思えば、ここ5年間はそういった振り回され方をしてきた。

 しかし、最近になって、本当に喜ぶべきところはどこなのかに気づくことができた。


 どこかの誰かが、オレを心の底から高く評価してくれたこと。

 喜ぶべきところはそこだったのだ。

 商談の結果に振り回されることなく、そのとても光栄な状況に感謝していけば良かった。

 それに、「そういう評価を受けた」という客観的事実は、オレを取り巻く利害関係者にも報告でき、彼らにささやかな安心感を与えることもできる。

 そして、地道に歩み続けるのだ。


2022年6月6日 22時すぎ