親孝行なんてしなくていい

 娘が4歳ということは父親歴4年。

 日々、発見だらけなので新人気分は抜けないが、客観的に見れば、そろそろ新人ではなさそうだ。

 それを踏まえて気づいたことを書き残しておきたい。


 親になって気づいたのは、「親孝行なんてしなくていい」ということだ。

 なぜかと言うと、オレは少なくとも、子供の笑顔が見たくて全力を費やしてきたからだ。

 それが見返りであり、ゴールだった。

 そこに打算があったら、オレは父親としての自分を好きになれないだろう。

 だから、娘に親孝行は期待していない。


「自分がしてあげたことを、他の誰かにしてあげなさい」とも言うつもりはない。

 してあげた分を笑顔で返してくれたなら、そこに借りなどないのだから。


2022年10月24日10時半