シンガーソングライターとしてのモチベーション
20年近く音楽やってると、ふと思うことがある。
「あれ?なんで、こんなことしてんだろ?」
って。
音楽を始める前は、女の子にモテたいからとか不純な動機もあったかもしれない。
目立つことが好きだったのかもしれない。
音楽を始めてからは、いろんなことが楽しかった。
けれども、その大半が飽きたり、疲れたり。
威勢の良かった頃に歌い上げていた理想に背を向けたくなくて、惰性で続けているような時期もあったと思う。
でも、未だに曲を書きたくなるときがある。
最近、その理由をようやく見つけた。
小さい頃、父がカーステレオで流していた洋楽ロックを追及していたらしい。
アーティスト名とか曲名とか分からないから、それを模索する20年だったと思う。
そう。オレは、誰のためでもない、自分が聴きたい曲を書き続けてる。
だから、完成した曲は誰よりも聴き込み、誰よりも唄ってる。
このサイクル自体が、充実した幸せな時間をオレにくれてる。
自分の歌声が何に合ってるのかなんて、どうでもいい。
聴きたかったヴォーカルを再現するために努力してきた。
お世辞でも、「良い曲だね」って言ってもらえるのは嬉しいけれど…。
やっぱり、それが一番じゃないらしい。
これからもきっとそうだ。