成長するビジネスパーソンはレスラーみたいなもの

 突然、レスラーの姿勢に共感してしまった。  なぜ彼らは相手の攻撃を受けてから反撃に出るのか。  格闘技として合理性を全く感じられなかったため、長年疑問に感じていた。  しかし、会社経営の試行錯誤を繰り返しているうちに、オレがやっていることもまた、レスラーと変わらないことに気が付いてしまった。  自分に悪意や甘えがあった頃は、とうの昔。  それでも、オレが周囲に迷惑をかけ、詫びる回数は増えていった。  会社内外の人間が信頼を裏切ってきたからだ。  そうなると当然オレのミスになり、迷惑をかけた相手に謝らなければならない。  関係者が増えれば増えるほど、そういう展開も増えていく。 (もう、誰も信じない。頼らない。)  そんな情けないことを思っていたのもまた、とうの昔。  誰かを信じなければ、チャンスは生まれない。  一度信じたら、信じ続けなければ、チャンスを活かすこともできない。  そう悟ってからも、オレは人に裏切られ、騙され、周囲に謝罪し続けていった。  しかし、当然のことながら、その分だけ裏切られにくくもなったし、騙されにくくもなっていった。  すると、どうなるか。  過去のレベルと同じ偽りは通用しなくなるが、さらに上のレベルで悪意ある人間が接近してきてしまい、結局また、騙されてしまうようになったのだ。  オレはそのたびに深刻なダメージを受けたが、立ち上がり、再発防止に努めながらも、信じることをやめなかった。  あとはその繰り返しだ。…

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正義感を支える恐怖

 何のために起業したか。  音楽のためだと思っていた。  確かにキッカケは音楽だったと思う。  しかし、最近違う気がしてきた。  起業を通して、会社を通して、オレは何かを表現したかったのかもしれない。  当時は23歳。  すでに様々なバイトを経験し、様々な目に遭っていた。  そうやって、 (オレならこうする。) という想いを蓄積していった結果、吐き出せる手段に見えたのが起業だった。  しかし、自分の甘えが許される場と勘違いしていたうちは、何もうまくいかなかった。  逆に、自分の甘えを封印するたびに、経営者としてマシになっていけたような気がする。  ただ、起業する前と今で、共通していることがある。  結局、腐ったことが嫌いってことだ。  腐った現場の数々に嫌悪感を抱き続けてきたからこそ、起業しようと思えた。  腐った現場にはしたくなかったからこそ、ここまで頑張ってこれた。  オレにはオレの正義があり、それを守り続けるために今も頑張っている。  どうしてかは分からない。  正直者が馬鹿を見るような展開は許せない。  いや、許せないというより…。  正直者であることをやめてしまいそうで怖い。  自分の正義を捨ててしまいそうで怖い。  これまでの歩みを台無しにしてしまいそうで怖い。  オレを支えているのは、そういった恐怖だったのかもしれない。

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オーバーフィッティングと汎化能力

 日中、幼い娘と一緒にいると、娘はオレがやっていることを間接的に真似し始める。  例えば、オレがパソコンに向かっていると、テレビやスマホを見たくなるようだ。  オレがブロックで遊び始めると、そばで別の玩具を使って遊び始める。 (…ということは、オレが書類を読み始めれば、テレビやスマホを見なくなり、下手すれば読書を始めるかも?) と、思い、床に座り、前々から読み終えておきたかった資料を拡げ、目を通してみた。 「人工知能(AI)と計算論的神経科学(川人光男著)」https://www.jstage.jst.go.jp/article/tits/21/4/21_4_70/_pdf  この分野のリテラシーが極めて低いオレには、様々なキーワードが大変勉強になる。  逆に言えば、そういうキーワードを知らなかったせいで、今まで回りくどい説明しかできなかったとも言える。 (そうだ。こういうことが言いたかったんだ!) と、思うことが多々あった。  中でも、「オーバーフィッティング」と「汎化(はんか?)能力」については、ここで語っておきたいぐらいのインパクトがあった。 両者の関係を分かりやすく解説しているサイトhttps://datanerd.hateblo.jp/entry/2017/08/11/174042 汎化能力を分かりやすく解説しているサイトhttps://aizine.ai/glossary-generalization/  上記のURLを読んでもらえれば、あらためてここ…

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