恐怖すべきカリスマ②

 新たに整理してみよう。 ①無言不実行②有言不実行③無言実行失敗(敗北)④無言実行成功(勝利)⑤有言実行失敗(敗北)⑥有言実行成功(勝利)  少し並べ方を工夫したが、どう転んでも分かりやすい並び方はなさそうだ。  なぜなら、失敗してしまう③無言実行失敗や⑤有言実行失敗は、②有言不実行に対してかなり不利だからだ。  ベラベラ綺麗事を喋り、自分では実行もしなければ、リスクや責任も背負わない卑怯者に、なぜか負けてしまう状況にある。  本当は負けてはならない戦いだ。  ただ、それはお国柄もあるかもしれない。  アメリカでは、周囲のひんしゅくを買ってでも正義を貫こうとする姿勢に敬意を払う雰囲気があると、有名人が言ってたような気もする。  また、⑤有言実行失敗は、④の無言実行成功に不利な現実もある。  最大のリスクをとって最大のリターンを得る⑥有言実行成功も魅力的だが、全くリスクをとらず、リスクをとって失敗していく人間たちをただ眺めながら、相対的に自らの地位を高めていく①無言不実行という選択肢も、卑怯・狡猾・利口な人間にはなかなか魅力的だ。  そもそも競争するフィールドが明確で、自分に成功させる能力が全くないと分かり切っているのであれば、実行に関するあらゆる選択肢がマイナスでしかない。  次のページで「十分能力」と「不足能力」という軸を設けてみよう。  さらに緻密な分析が可能となるだろう。

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恐怖すべきカリスマ①

 「有言実行」という単語は「有言」と「実行」という二つの単語・概念の組み合わせから成り立っている。  それぞれの反対語を含めて考えれば、①無言・不実行、②有言・不実行、③無言・実行、④有言・実行の4パターンがあり、我々がこの4パターンをどのように評価しているのかも大体想像がつく。  加えて、この組み合わせは、リスクをとる姿勢があるかどうかという視点も重要だ。  要は、実行にせよ、不実行にせよ、「無言」であれば、リスクは「有言」よりもはるかに低い。  不実行に比べれば、「実行」は失敗や敗北のリスクが加わる。  つまり、最もリスクが低いのは、①無言不実行であり、次いで③無言実行。  その次が②有言不実行、最もリスクが高いのは④有言実行となる。  面白いもので、評価がついてくるのは②よりも③ということだ。  だから、まともな人は「沈黙は金なり」という姿勢を貫き、周囲から地道な評価や信頼を集めていく。  しかし、単語遊びの外側にも大切な視点がある。  それは、実行を選んだ者には、「成功・勝利」という結果や、「失敗・敗北」という結果が待ち受けており、実行しても失敗・敗北し、実現できなかったという点で「不実行」の扱いを受けてしまうことも多いということだ。  つまり、4パターンではなく、6パターンの分別が必要ということになるだろう。  次のページで、より踏み込んで解説していきたい。

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夜の蝶たちの主張

 ここ2~3ヵ月だけ、キャバクラに行く機会が多かった。  別に初めて行ったわけじゃないが、本格的に集中したのはこれが初めて。  それに、地元では一応トップクラスの高級なところに、よく連れていかれた。  もちろんご馳走になること前提ではあったが、お礼をさせて頂く必要もある。  そういうのを除くと、一人でお店に行ったのは1回程度。  それすらも、少しだけあったしがらみの後始末と、一度は同伴やアフターを体験してみるためって感じだった。  何が言いたいかと言うと、卒業させて頂くにはとても絶妙なタイミングだったということ。  高級なお店とそうじゃないお店の違いぐらいは押さえておきたかった。  何が違い、何が共通しているのか。  一番驚きだったのは、昼間に会社勤めしている人が意外に多かったことだ。  東京や大阪ならいざ知らず、こんな地方都市で何を根拠にバレないと思って堂々と働いているのか謎なぐらい、職業柄、副業禁止っぽいところで昼間に働いている子が多かった。  理屈で考えれば、その傾向は高級なお店に多いはずだ。  なんせ、昼間にそれなりの給料をもらっているわけだから、夜、リスクを冒してまで働くのであれば、それに見合った収入である必要がある。  それゆえ、彼女たちはどこかプライドが高い。 「何を根拠に、キャバ嬢は頭が悪いと思っているのか。」 と、鼻で笑う子も少なくなかった。  確かにそうだ。  キャバ嬢の知性を舐めてかかっている男性陣は、大変多い。  しかし、…

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