価値ある人

 ここ10年、メールマガジンは全く読まなかったオレだが、久しぶりに読み始めているものがある。  しかもどんなに長くても読破するようにしている。  誰もが知る池上彰氏のメールマガジンだ。  テレビとは全く違う印象で驚いた。  文章こそ、分かりやすい解説という点でテレビの印象からそんなに離れていないが、実は、世界の紛争地域を取材して回っていたという経歴を知ったからだ。  命がけで世界中の人たちとコミュニケーションをとらなければならなかったからこそ、あの分かりやすさがあるのではないかとさえ思う。  このような人が脚光を浴び続けているのであれば、この世も捨てたもんじゃないと思える。  読むべき文章であり、聴くべき話だ。  東洋経済オンラインの無料会員登録で読めるようになる。  お勧めだ。 2022年6月4日 午前8時半 

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新たな苦しみを抱け

 ここ数年、創作意欲がパッタリと途絶えていた。  オレの創作意欲の源泉はストレスだったが、どうやらそのストレスが失われてきたらしい。  もちろん生活がラクなわけではない。  数あるストレスの中で、特殊なものが創作意欲につながっていたようだ。  言葉ではうまく言い表せないが、その何かがここ数年、失われていた。  一番大きかったのは、エンジェルからの投資を受けられたことかもしれない。  長年、値段がついていなかった自分の取り組みに初めて2000万という金銭的尺度がついた。  そのことによって、恐らく承認欲求みたいなものが満たされてしまったのかもしれない。  次に影響が大きかったのは、子供が生まれたこと。  そして、4歳になるまで子育てが順調だったことだ。  子供はとにかく親を求めてくれる。  承認されまくってしまったことで、欲求は枯渇してしまった。  しかし、最近、懐かしいストレスが再び、湧き始めてきた。  今なら作詞も作曲も順調に進められそうだ。  正体も分かっている。  オレは幸せになってしまったのだ。  そして、今は、そうなるためのチャンスやノウハウを身近な人間に与えることで、幸せを掴んで欲しくて仕方がない。  きっと、「自分の視界に映るもの全てをポジティブに変えてしまいたい」という欲望もあるのだろう。  慈善的な考えではないと自覚している。  賢い人間はその空気を察し、疑うことなく素直に手を伸ばしてくれる。  しかし、問題はそうじゃない人…

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優秀なNo2が必要なのはオレじゃない

 先日、次なる飛躍に備えたスタメンとの、いわゆるキックオフ・ミーティングを行った。  今回はオレを含めて3人だけ。  片方は女性だ。  知り合ってから8年以上経ち、一時期、うちの会社でフルタイムワーカーとして働いてくれていたこともある。  男性の方も、2年前からボランティアを申し出てくれて、オレを影で支えてきてくれた。  どちらも自分自身をトップには向いていないと考えている。  今回の基準は信頼だ。  信頼は、「人柄に対する信用」と「能力に対する信用」で成り立つと思っている。  この二人にはそれがある。  しかし、意外な収穫だったのは、「オレがこの男性をサポートをすれば、女性がその男性を支えられる」といった構図が見えたことだ。  言いかえれば、もはやオレを支えられるナンバー2は、一個人の限界を超えているということだ。  組織的なナンバー2を形成する必要がある。 2022年5月26日 午前7時

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