福祉に対する想い

6年前、自分を変えた出会いについてもう少しだけ書かせて欲しい。 「自分の子供を残しては死ねない。」 ある障害者の親御さんが放った一言は、当時の自分の胸に深々と突き刺さった。 これは別に障害に限った話じゃない。 日本という国がすっかり衰退してしまい、 全盛期だった頃には一般人として扱われていた人たちでさえ、 今では数え切れない社会的弱者の一人となってしまっている。 しかし、そんな人たちにも親はいる。 みんながみんなそうとは言えないかもしれないけれど、 愛情があるからこそ、生涯逃れられない親の苦悩というものがある。 それが、そのとき初めてしっかりと認識できた世界だった。 それなのに、自分は目先の商品の原価や利益のことばかりを考え、 取引が守られるかどうか、信用できるかどうかばかりを気にする日々。 その延長線上では結果として、世の中の全てに貢献しているという論理は働いているけれど…。 目の前の出来事を無視してばかりじゃ、いずれ心がついていけなくなることを知った。 そして、理屈で説明する必要のない絶対的な価値が、そこにあることにも気づいた。 それは、いくら勉強してもいまいちピンとこないミッション(使命)と呼ばれるもの、 そして、いくら設定してもいまいちシックリこない目標と期限。 すなわち、その親が「わが子を残して安心して死ねる環境が整うこと」が目標。 そして、その親の寿命こ…

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